「永瀬流」全開 永瀬拓矢王座が阿久津主税八段破る 朝日杯将棋

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村上耕司
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 第15回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦1回戦、永瀬拓矢王座(29)と阿久津主税八段(39)の対戦は16日、名古屋市熱田区名古屋国際会議場で行われた。

 両者の過去の対戦成績は永瀬王座の8勝0敗。朝日杯で対戦するのは3度目で、直近では第13回(2019年度)の準決勝で戦っている。

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本戦1回戦で、阿久津主税八段(手前)と対局する永瀬拓矢王座=2022年1月16日午前10時4分、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場、岩下毅撮影

 今回は、振り駒で先手になった永瀬王座が▲2六歩と突くと阿久津八段は△8四歩と応じ、相懸かりの戦型になった。41手目▲7四歩(図1)の局面は昨年8月に行われた王位戦第5局・藤井聡太王位―豊島将之竜王(当時)と同じ局面。

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図1・41手目▲7四歩まで

 ここまでの消費時間は永瀬王座が3分、阿久津八段は17分。前例で豊島竜王は△4二玉と指していたが、阿久津八段は△6六角と角交換し、▲同歩に△3三桂と進めた。局後に阿久津八段は「乱戦の将棋になったが、類似の将棋が多く、頭の中が整理できていなくて、明らかな準備不足を感じた。自分だけ一方的に時間を使う展開になった」と話した。一方の永瀬王座は「乱戦っぽい将棋になったが、こちらの玉が思ったより傷が多く、とても神経を使う将棋になった」と振り返った。

 分岐点となったのは49手目…

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