「まるで月面の風景」 トンガにいるNZ外交官、現地の様子語る

ジャカルタ=半田尚子
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 「まるで月面の風景のようだ」――。南太平洋トンガ諸島の海底火山の大規模噴火で、トンガの首都ヌクアロファにいるニュージーランド外交官は16日、同国メディアに、火山灰が降った街の様子をそう表現した。

 ニュージーランドのテレビ局「TVNZ」によると、ニュージーランドの外交官ピーター・ルンド氏がヌクアロファから衛星電話で同社の取材に応じた。

 ルンド氏によると、現段階では政府などによる公式な死者数や負傷者数の発表はない。また、電話はまだつながらない状態だという。被害状況について、ヌクアロファの沿岸部や島の西側沿岸部が「かなりひどくやられている」と話した。現時点で空は穏やかで、火山灰には覆われていないという。

 ルンド氏は取材に対し、「トンガ政府は対応に懸命に取り組んでいる」と述べ、「ありがたいことに、大規模な被害には直面していない。火山灰が土壌や土地に与えた影響を考えると、深刻な問題に対処しなければならないだろう」と指摘した。(ジャカルタ=半田尚子)