【22年初場所8日目】ハマった阿炎攻略法 「一か八か」のかけ

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 関脇御嶽海が8連勝。初優勝した2018年名古屋場所以来の中日勝ち越しで単独首位を守った。横綱照ノ富士が1敗で追い、2敗に玉鷲、阿武咲、阿炎ら。大関正代は連敗を3で止め、星を五分に戻した。若隆景、若元春の兄弟は幕内で初めて同じ日に勝った。

正代、連敗3で止める

 正代が連敗を3で止めた。遠藤にまわしを取られたが、前に圧力をかけ続けて寄り切り。中日に星を五分に戻した。黒星が続いたこの数日は「体が思うように動いてくれなかった。立ち合いも中途半端だった」。その反省を生かし、後半戦は「徹底して攻める」と宣言。もう1人の大関貴景勝が不在の中、番付上位の意地を見せられるか。

八角理事長がその日の相撲を語る「理事長が見た!」、力士らの声を届ける「支度部屋から」など…デジタル限定の記事や、豊富な写真を連日報じていきます。

単独首位、御嶽海の一問一答

 単独首位を守った御嶽海と報道陣の主なやりとりは以下の通り。

 ――油断できない相手(大栄翔)だった。

 「そうですね。もう我慢、我慢。我慢、それしかない。どこかで勝機を見つけて攻めるしかないと思っていました。大栄翔関も引いてくれたんでね」

 ――中日でただ一人の勝ち越しだが?

 「最高ですけどね。気を引き締めて」

 ――今場所はいつもの場所より早く感じる? 長く感じる?

 「長いです。勝っているときは短く感じるんですけど、今場所はなぜか長く感じます」

 「(全勝を)考えてしまいますよね。考えないようにすればするほど考えちゃうと思うんで」

 ――後半戦の意気込みを。

 「明日からいろんな意味で切り替えて。まだまだ終わっていないので。体のメンテナンスをして、心を落ち着かせて、後半戦、白星を重ねられるようにしたいです」

 ――今場所、押し込まれても盛り返す場面が目立つが?

 「絶対負けちゃいけないと思いながら。今場所、それが強いと思います」

 ――その思いはいつになく強い?

 「はい」

(理事長が見た!)進む阿炎対策 豊昇龍が仕掛けた「一か八か」

 2連敗した阿炎について、八角理事長は対戦相手による阿炎対策が進んでいると見る。

 8日目の相手は豊昇龍。立ち合いでもろ手突きに出た阿炎に対し、怖がらずに右へずれてまわしを取り、寄り切った。

 「動きが良かった。狙い通りじゃないですか」と八角理事長。突き押し相撲の阿炎には効果的だったと、豊昇龍の作戦を評価した。

 だが、この戦略は「一か八か」のかけ、とも指摘。

 「タイミングを一つ間違えると危ない。(豊昇龍は)だめでも仕方ないと思ってリスクを背負った。それは上位陣との違いですよね」

 昨年の九州場所では、返り入幕で12勝と健闘した阿炎。各力士が警戒感を強める中、連敗脱出なるか。

(支度部屋から)1敗で追う横綱照ノ富士、幕内出場100回の宇良

 ○照ノ富士 御嶽海が快走しているが「自分の相撲に集中しているだけなんで、考えていないです。(状態は)今のところ悪くないんじゃないですか」。

 ○宇良 幕内出場が100回に。「へえー。すごいっすねえ。(入門時は)一度でも関取に(昇進したい)って気持ちだったんで。自分のなかではよくやっていると思います」