「次の次」の候補だった木原氏 みずほ人事の舞台裏、金融庁の評価は

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江口英佑 西尾邦明
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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は17日、一連のシステム障害で引責辞任する坂井辰史社長の後任に、木原正裕執行役(56)を昇格させることを正式に発表した。当初は「次の次の社長」と目されていた候補だった木原氏。その抜擢(ばってき)の裏には、どういう経緯や狙いがあったのだろうか。

 木原氏は1989年に旧日本興業銀行に入行。リスク管理部門などを経てみずほ証券常務、FG常務を歴任した。木原誠二・官房副長官の実兄としても知られている。

 次期社長の選考は、社外取締役からなる指名委員会が昨年11月末から進めてきた。関係者によると、当初、木原氏は「次の次の社長候補」だったという。理由のひとつは、木原氏の若さだ。

 ほかの業界に比べれば、50…

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