ドカベンから得たヒント、漫画さながら甲子園で得点 OB記者も誇り
漫画「ドカベン」や「あぶさん」の作者、水島新司さんが、82歳で死去した。
「ドカベン」は、知られざる野球のルールが盛り込まれているところも魅力的だった。作中に登場したプレーが、現実の甲子園で実際に起きたこともあった。
済々黌の頭脳プレー
2012年夏。全国高校野球選手権2回戦の済々黌(せいせいこう)(熊本)―鳴門(徳島)戦だ。
済々黌が1点リードの七回1死一、三塁。2番打者が放った打球は遊撃手へのライナーに。いずれの走者も飛び出し、遊撃手から一塁手に球が送られて併殺、となった。
だが、三塁走者はこの間に本塁へ突入。一塁のアウトよりも先にホームを踏んだ。
最初から三塁に送球するか…
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【解説】 この試合は甲子園のバックネット裏の記者席で見ていました。球審の西貝さんが、記者席にいる公式記録員に向けて、右手人さし指を掲げて「得点」を知らせるポーズをしたような記憶があります。ぼくらも最初は事態が飲み込めずに混乱しましたが、すぐに「ドカ
【視点】今夜は水島作品をしのんで、語り合うファンも多いのではないでしょうか。 この記事にもあるように、実際の野球でも起こりうるリアルさも、ドカベンの魅力だと思います。 現実ばなれした魔球などもない。 わたしも少年野球時代、殿馬の秘打、里中