IR誘致の賛否問う住民投票、和歌山市長が実施に反対 直接請求に

下地毅
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 和歌山県が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐり、建設予定地・和歌山市の尾花正啓市長が、誘致の賛否を問う住民投票の実施に反対する考えを示した。17日の市議会議会運営委員会で、尾花市長の意見を記した資料が配られた。住民投票は、同市の市民団体が条例制定を求め、尾花市長に直接請求していた。

 尾花市長は資料の中の意見で、投票結果に法的な拘束力がないことや実施に経費がかかることを挙げ、「住民投票を実施する意義は見いだし難い」などとしている。

 尾花市長は24日に臨時市議会を招集し、市民団体「カジノ誘致の是非を問う和歌山市民の会」作成の住民投票条例案に反対意見を付けて提出する。

 市民団体は、和歌山市としてIR建設に同意するのか否かを決める前に、市民の判断をあおいでほしいと訴え、昨年11月に署名活動を開始。必要な署名数(約6200筆)の3倍を超える約2万筆を集め、尾花市長に直接請求していた。(下地毅)