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「重点措置は京阪神一体で要請」 大阪・兵庫・京都知事が近く協議

新型コロナウイルス

久保田侑暉、武田遼、高井里佳子
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 新型コロナウイルス感染は近畿でも急拡大している。大阪府吉村洋文知事は17日、京都、兵庫両府県の知事と「まん延防止等重点措置」の要請について近く協議すると表明した。大阪府の病床全体の使用率が35%に達した段階で、3府県一体で政府に要請したいとの考えを示した。

 大阪府の17日の新規感染者は2549人で、1週間前の5倍にのぼった。感染者が少ない傾向にある月曜日としては過去最多。16日の新規感染者は過去最多の3760人だった。昨年夏から秋の「第5波」では、1週間ごとの感染速度は前週比で最大約1・8倍だったが、17日までの1週間は約4・6倍に達した。

 17日時点の入院患者は1078人。病床全体(3734床)の使用率は28・9%で、1週間前より12・5ポイントも上昇した。このうち重症患者は11人、重症病床(612床)の使用率は1・8%にとどまるが、吉村知事は「(オミクロン株の)重症化率が低いのは間違いなさそうだが、陽性者が増えれば重症者も出てくる」と警戒する。

 府は病床全体の使用率が35%に達した場合に重点措置を要請する方針。吉村知事は17日、記者団に「京阪神は経済圏域が一体なので、兵庫県京都府の知事と(要請について)会議をしたい」と述べた。

 兵庫県の17日の新規感染者は683人で、1週間前の約4倍。新規感染者は15日に1188人、16日に1342人と2日連続で最多を更新した。

 17日時点の病床使用率は28・1%となり、重点措置要請の一つの目安とする20%を上回る。斎藤元彦知事は「重症者が少ない」「経済活動とのバランスを模索したい」と要請には消極的だったが、県幹部によると、17日から大阪、京都両府県と足並みをそろえる方向で協議を始めた。

 京都府の17日の新規感染者は551人だった。14日から3日連続で過去最多を更新し、16日は847人にのぼった。16日時点の病床全体の使用率は32・5%。

 府は重点措置要請の具体的な基準を示していないが、西脇隆俊知事は17日、報道陣の取材に「(病床の)ひっぱく度を見たら、そろそろ行動制限もせざるを得ないということを判断しないといけない。兵庫と京都は、大阪の判断も含めて相談する」と述べた。(久保田侑暉、武田遼、高井里佳子)

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