「抱っこしてあげたかった」 家族が陳述 八街5人死傷事故の裁判

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竹中美貴
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 千葉県八街市で昨年6月、下校中の小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み児童5人が死傷した事故で、自動車運転死傷処罰法の危険運転致死傷罪に問われた無職梅沢洋被告(61)の公判が17日、千葉地裁(金子大作裁判長)であった。被害者参加制度を利用して、被害児童3人の親が法廷で意見陳述した。

 脳挫傷や顔面骨折などで一時重体となった女児(8)の父親は、事故当日の夜に病院の集中治療室で見た娘の姿を「顔を包帯でぐるぐる巻かれ、見る影もなかった」と振り返った。

 意識が戻らない日々が続き、3度の手術やリハビリを経て昨年末に退院した。重い脳機能障害が残り、今は特別支援学校で勉強をしている。父親は「娘は絶望することなく、笑顔で頑張っている。『(被告には)別に怒ってない。許してあげて』とまで言っている」と話した。「幸せだった日常を返してほしい。それだけです」とも訴えた。

 亡くなった川染(かわそめ)…

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