「大食い動画に不満」ユーチューバー・大盛のり子さんの流儀と地元愛

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井上昇
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 名古屋市中区のうどん屋「吉野屋」で1月中旬、一人の女性が動画の撮影を始めた。メニューや厨房(ちゅうぼう)の様子をおさめた後、「肉うどんの大盛り」を注文した。

 注文後間もなく、直径30センチの丼いっぱいに盛られた重量約3・2キロの肉うどんが、女性の目の前に置かれる。

 細身の女性の顔の大きさをはるかに上回る超特大丼に、周囲の客からは驚きの声があがった。

 だが、女性の表情は変わらず、涼しい顔だ。

 手を合わせて「いただきます」と小さく発した後、黙々と箸を口に運ぶこと28分。汁も全部飲み干し、あっという間に丼が空になる。その様子も、三脚に立てたiPhoneで撮影し続けた。

 女性の名前は、岐阜県海津市に住む「大盛(おおもり)のり子」さん(33)。

 大盛り料理の完食動画を投稿する「大食いユーチューバー」だ。

 2019年に動画チャンネルを始め、毎週2~3本の動画を更新する。

 60万回以上再生されたものもあり、毎回多くのコメントが付く。登録者は5万人を超えた。

 動画が評判を呼び、テレビやイベントにも出演するようになった。

 169センチの高身長でやせ形。一見「大食い」をイメージしにくいその見た目と、豪快な食べっぷりとのギャップが人気の秘訣(ひけつ)だ。

「大食い動画に不満」

 大盛さんが自身の健啖(けん…

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