UAEでトラック爆発や空港火災、3人死亡 イエメン武装組織関与か

ドバイ=伊藤喜之
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 中東のアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで17日、石油ガスを運搬するトラックやアブダビ国際空港内で相次いで爆発や火災が起き、3人が死亡、6人が負傷した。国営通信などが報じた。イエメンの武装組織フーシによる無人機ドローン)攻撃の可能性がある。

 国営通信によると、爆発や火災が起きたのはアブダビにある国営石油公社の燃料貯蔵施設近くに止まっていた燃料を積んだトラック3台。一方で、約20キロ離れた空港でも、建設中の空港エリアで火災が起きた。死亡したのはパキスタン国籍1人、インド国籍の2人。

 イエメンの武装勢力フーシの報道担当者が17日、「数時間以内にUAEでの軍事行動について発表する」とツイッターに投稿しており、フーシが関与した可能性が高い。

 イエメンでは、2015年から暫定政権を支えるサウジアラビアがUAEなどと有志連合軍を組んでイランが後ろ盾のフーシと内戦を続けてきた。泥沼化する内戦にUAEはイエメン本土での軍事的関与を20年10月に止めたが、有志連合軍からは脱退していない。

 フーシはサウジやUAEに対し、ドローンなどによる越境攻撃をたびたび繰り返している。今年1月2日には、イエメン沖で医療物資を運んでいたUAE船籍のタンカーがフーシに拿捕(だほ)され、いまだ乗組員は解放されていない。(ドバイ=伊藤喜之)