アフガニスタン西部でM5.6の地震 少なくとも26人死亡
ニューデリー=奈良部健
アフガニスタン西部で17日、地震があり、地元報道によると、建物が崩壊するなどして女性や子どもを含む少なくとも26人が死亡した。ロイター通信によると、マグニチュード5・6、震源の深さは約30キロとみられている。
被害が大きかったのは、西部バドギス州のカディス地区とみられている。数百棟の建物が崩壊したとの情報がある。SNS上には、山の斜面が崩れてくる動画などが投稿された。
アフガニスタンは、地球を覆う複数の岩板(プレート)がせめぎ合う境界付近にあたるとされ、地震が多い。
バドギス州は、干ばつの大規模な被害を受けてきた地域でもある。アフガニスタンでは食料が不足し、満足な暖房器具もないまま厳しい冬を迎えている。(ニューデリー=奈良部健)