トンガの火山島、陸地の大部分が消失か 噴火前は東京ドーム61個分

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 国連訓練調査研究所(UNITAR)は17日、大規模噴火があった南太平洋のトンガ諸島の衛星写真を公開した。噴火した火山島では陸地の大部分が消失し、周辺の島々では津波の傷痕が見て取れる。

 噴火した海底火山「フンガトンガ・フンガハーパイ」では、昨年12月8日の時点で285ヘクタール(東京ドーム約61個分)の陸地があったが、噴火後の衛星写真では陸地の大部分が海没していることが確認されたという。

 この陸地は、かねて存在したフンガトンガ島やフンガハーパイ島が、両島の間で2014~15年に起きた海底噴火による噴出物などでつながる形で形成されていた。

 火山から約65キロ南に位置し、首都ヌクアロファがあるトンガタプ島では、フアアモトゥ空港が津波の浸水を受け、灰が積もっている様子が確認できた。

 また、火山から北東約70キロにあるノムカ島の村落では、約250の構造物のうち104が鮮明に分析できた。ほぼ全てが灰に覆われており、41の構造物で損傷が確認された。緑豊かな風景が一転、灰褐色に変わっていた。

 さらに北東のウイハ島でも、20年4月の写真と比較すると、海岸線から50メートル以上津波が到達した跡が見える。

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    東山正宜
    (朝日新聞デジタル機動報道部次長)
    2022年1月18日12時45分 投稿

    【解説】今回の大噴火でほとんどなくなってしまった海底火山の島は、左がフンガハーパイ島、右がフンガトンガ島です。昔は別々の島でしたが、2014~15年の噴火の噴出物でつながっていました。 海上に見えているのは「島」ですが、実際には、海底から富士