トヨタ、初の時価総額40兆円超え EV強化戦略や堅調な業績に期待

近藤郷平
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 18日午前の東京株式市場で、トヨタ自動車の株価が上昇し、初めて時価総額が40兆円を超えた。2022年3月期の堅調な業績見通しに加えて、昨年12月に発表した電気自動車(EV)の世界販売を大幅に引き上げる戦略が、投資家の期待を集めている。

 18日の株価が、前日につけた上場以来の最高値(2442円)を上回り、一時2475円まで上昇した。

 トヨタは昨年12月、EVの世界販売目標を上方修正し、30年に350万台まで増やすと発表。EVの開発や生産設備に4兆円を投じることも明らかにした。

 21年の新車販売では、2年連続でライバルの独フォルクスワーゲンを上回り世界首位となることが確実だ。22年3月期は11月時点で、営業利益が2兆8千億円(前年比27・4%増)、純利益は2兆4900億円(同10・9%増)を見込んでいる。足元では為替相場の円安傾向が続き、海外販売の売り上げが膨らみ、輸出の採算性の改善も期待できる。

 ただ東南アジアでは新型コロナウイルスの感染が再拡大している。部品調達が滞り、半導体不足によって生産台数が落ち込む心配も残っている。

 EVに対する投資家の注目は高い。EV市場で先行する米大手テスラの時価総額は1兆ドル(約114兆円)を超えている。(近藤郷平)