タクシー運転手の隙ついて現金だまし取った疑い 2少年を逮捕

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 タクシー運転手から現金をだまし取ったとして、警視庁は東京都足立区に住む高校1年(16)と区立中学3年(14)の少年2人を詐欺の疑いで逮捕し、18日発表した。

 車内で精算する際、支払いのために差し出した1万円札に加え、運転手が用意した釣り銭を持って逃げた可能性が高いという。

 警視庁によると、足立区では昨年11~12月、同様の被害が少なくとも10件あり、被害総額は約9万円に上った。同庁は2人が関与したとみて調べている。

 少年事件課によると、2人は昨年11月28日午前2時過ぎに足立区興野1丁目でタクシーを降りた際、支払いをするように装って男性運転手(67)に1万円を示し、隙を見て料金740円を支払わずに逃げた疑いがある。

 運転手が用意した釣り銭9260円を持ち去った疑いもあるという。2人は容疑を認め、「遊ぶ金が欲しかった」と話しているという。

 同課によると、多くのタクシー運転手は料金トラブルを防ぐため、客が紙幣を出しても釣り銭を渡すまで専用トレーに置いたままにしているという。

 2人はこの動作を利用したとみられ、トレーに1万円札を置いた後、1人が「足がつった」と言って自らドアを開けると、別の1人とともに素早く釣り銭と1万円札を回収し、走って逃げたという。

 同課は、ドライブレコーダーの映像などから2人を特定したと説明している。