トンガの火山噴火、林外相「できる限りの支援を行っていく」

野平悠一、松山尚幹
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閣議のため官邸に入る林芳正外相=2022年1月18日午前9時52分、首相官邸、上田幸一撮影
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 南太平洋のトンガ諸島で起きた海底火山の大規模な噴火に関し、林芳正外相は18日の閣議後会見で、「我が国としてできる限りの支援を行っていく」と述べた。トンガ政府から支援要請が来ており、国連や多国間連携によって物資を支援する方針。国際緊急援助隊の派遣も検討している。

 トンガの在留邦人は、国際協力機構(JICA)関係者を中心に約40人。林氏は会見で「現在までに在留邦人の生命身体に被害が及んでいるとの情報には接していない」と説明した。その上で、「引き続き在留邦人の安全確保に万全を期していく」と述べた。

 トンガへの支援について「現地の状況の正確な把握に努めながら、トンガ政府や関係国と緊密にやりとりをしている」とした。松野博一官房長官は18日の会見で「トンガ政府から在トンガ日本大使館に、正式に支援の要請があった」と明らかにし、「速やかに支援できるよう関係国とも緊密にやりとりし、トンガ政府と調整していく」と述べた。

 外務省幹部らによると、トンガでは水が不足している模様だ。このため、浄水器などを支援する方向で検討している。被害の全容が不明のため、米国や豪州などと連携しながら今後の支援のあり方を探る方針だ。(野平悠一、松山尚幹)