高齢期 住み替え先でも「ご近所付き合い」 仲立ちしてくれるのは…

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畑山敦子有近隆史
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 サービス付き高齢者向け住宅サ高住)の戸数はこの10年で27万戸あまり(昨年12月末時点)となり、高齢期の住み替え先として有力な選択肢になっています。競争も激しくなる中、「地域に溶け込む」をキーワードに独自色を打ち出すサ高住もあります。畑山敦子有近隆史

 「一日、一日を前向きに過ごしたい」。埼玉県秩父市のサ高住「ゆいま~る花の木」に住んで2年目の女性(73)は、自然豊かな地域で初めての一人暮らしを送る。

 毎朝10時半から、隣接する「秩父市花の木交流センター」でラジオ体操に参加し、自転車で買い物に行く。センターの職員との世間話も楽しみだ。

 センターは、サ高住を運営する「コミュニティネット」(本社・東京都多摩市)が秩父市から管理を委ねられている。

居住者でも、地域の人でも

 サ高住に併設・隣接する施設は、介護が必要な人向けのものが多い。これに対し、同社は「元気なうちからの住み替え」をすすめる立場をとる。同社が運営を担う花の木交流センターも、介護が必要か否かを問わず、サ高住の住人も地域の人も自由に利用できる。同社は、体操やヨガなどフレイル予防、住人や地域住民が腕を振るう食堂といったイベントも開いている。

 センターの中にサ高住の職員がいて、必要に応じて入居者の相談にも応じる。

 女性は入居前、埼玉県内の2世帯住宅で息子家族と暮らしていた。15年ほど前に夫が病気になり、夫婦で千葉から埼玉に転居した。約10年前、夫を看取(みと)った。

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