延岡市長選 候補者の横顔

浜田綾
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 【宮崎】23日投開票の延岡市長選には、新顔で元県議の内田理佐氏(47)=自公推薦=と、再選を目指す現職の読谷山洋司氏(57)がいずれも無所属で立候補を届け出ている。2人の横顔を紹介する。

     ◇(浜田綾)

内田理佐氏(47) 無新・自公推薦

 「県の情報が市に下りてこない」。延岡市議からくら替えして挑んだ前回県議選では、現職県議らの努力不足を指摘。延岡市区トップで初当選した。あれから2年半。実績を積む前に市長選へとくら替えした。

 「県や周辺自治体から孤立していく延岡を放っておけなかった」。一昨年秋から何度も出馬要請を受け、「切実な声を聞こえないふりが出来なかった」。前回市長選で現職に敗れた陣営関係者からも頼まれた。

 昨年9月に議員辞職後、年明けまで市民との座談会は60回を超えた。「現職は市議会や市職員との対話が足りない」と指摘。「県や周辺自治体とも私がパイプ役になることで延岡を孤立させない」と意気込む。

 短大を出て市内の病院に勤めると、選挙の応援に駆り出された。「地元に役立つ、こんな仕事があるんだなあ」と感動した21歳が政治活動の始まりという。

読谷山洋司氏(57)無現

 「私ほど対話を重ねている市長はいない」と断言する。毎週末に1時間半以上も市民と語り合うタウンミーティングを各地で開く。

 一方、市議会とは対立が目立つ。就任直後から駅前施設エンクロス開業延期、水道料金値下げ、地域新電力会社設立など公約の実現を巡り、市民を巻き込んで論戦が過熱。前回市長選で破った相手陣営や議会側から「対立構造を作るのは有権者へのアピールだろう」と批判されても意に介さない。「首長と議会が『うまくやる』のは適当でない。緊張感を保って意見を戦わせるのが本来の姿だ」

 前回は、政党や業界団体から推薦を集めた前市長の後継候補に競り勝った。「逆風の中での選挙だったが、今回は全く異なる。常に追い風を感じている」

 政治を志したのは石油ショックや公害が問題化していた10歳のとき。今は「毎日幸せに過ごしている」。