自宅療養者の健康観察、保健所実施せず 感染急拡大で大阪府方針

新型コロナウイルス

浅沼愛、添田樹紀
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 新型コロナ感染が急拡大している大阪府は18日、保健所業務の一部を縮小する方針を発表した。重症化リスクの高い人をのぞき、保健所は自宅療養者の健康観察は行わず、本人から体調悪化や不安を感じた場合に連絡してもらう運用に切り替える。

 府内の1日あたりの新規感染者が5千人を超える状況となり、保健所はパンク状態だという。府幹部は「保健所は感染者や濃厚接触者を管理、把握しきれなくなっている」と話す。自宅療養者は18日発表で1万3123人、入院・療養先調整待ちは6292人。

 府所管の保健所では、感染者の状態把握や対応方針決定のための最初の連絡「ファーストタッチ」は、これまで通り最優先で実施する。その後、重症化リスクの高い自宅療養者には保健所が健康観察を行うが、それ以外の人には必要に応じて、自ら24時間電話窓口「自宅待機SOS」(0570・055221)に連絡し、府ホームページ掲載の医療機関を受診してもらう。

 濃厚接触者についても自主的な検査・受診を要請。学校・児童施設などには濃厚接触者の特定や検査のための検体回収を求める。

 大阪市保健所は、現在150人体制の疫学調査チームを20日にも230人に強化する。電話によるファーストタッチは、重症化リスクの高い人を優先。それ以外の人には携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)で体調悪化時の連絡先を伝え、自ら連絡してもらう。詳細を詰めたうえで、今週末にも運用を変更する方針だ。(浅沼愛、添田樹紀)

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