国連機関、火山灰による水汚染などを懸念 トンガで家屋150棟被害

ローマ=大室一也
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 南太平洋のトンガ諸島で起きた大規模噴火の被害状況について、国連人道問題調整事務所(OCHA)は18日、スイス・ジュネーブで会見を開き、トンガ人や英国人ら計3人の死亡が確認されたほか、家屋50棟が全壊、100棟が損壊したと発表した。

 火山灰や海水の流入で水源が汚染されている可能性があるといい、トンガ政府は国民に瓶入りの水を飲むように勧めているという。

 また、世界保健機関(WHO)によると、首都ヌクアロファがあるトンガタプ島では火山灰が2センチほど積もっており、大気汚染などが心配される一方、病院や医療関連の倉庫に被害はなく、医療機関は機能しているという。同島の南東にあるエウア島では89人が避難所に避難しているという。

 一方、トンガでは新型コロナウイルス感染防止のため厳しい入国規制がとられてきた。WHOは、支援などで同国に入国する際、こうした規制に従う必要があるとしている。(ローマ=大室一也)