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短期間でのワクチン接種、EU機関懸念 「抗体レベル低くなる恐れ」

新型コロナウイルスオミクロン株

ブリュッセル=青田秀樹
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 欧州連合(EU)の専門機関、欧州医薬品庁(EMA)は18日、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を短期間で繰り返すことに懸念を示した。期待する効果を減らす可能性があるほか、社会を疲弊させかねないとしている。

 EMAでワクチン戦略の責任者を務めるカバレリ氏が記者会見し、説明した。短い間隔での接種では、ワクチンによって体内につくられる抗体のレベルが低くなりかねないとした。

 また、変異株「オミクロン株」への対応を世界各国の規制当局と議論した際にも、3~4カ月おきにワクチンを打つような戦略は長期的に持続可能ではないという点で見解が一致したという。大規模な接種キャンペーンを重ねるための課題のほか、社会の疲弊を招きかねないことなども理由だとしている。

 感染力が強いとされるオミクロン株に対して、先進国では追加接種を急ぐ動きが広がり、イスラエルでは高齢者らに4回目の接種が始まっている。ただ、イスラエルでは、4回目の接種のオミクロン株への効果は、これまでの変異株への効果に比べて低いとする暫定的な研究結果も発表されている。(ブリュッセル=青田秀樹)

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