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妊婦のコロナワクチン、接種後「産科的症状」増えず 日産婦など調査

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神宮司実玲
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 妊婦が新型コロナウイルスワクチンを接種しても、おなかの張りなどの「産科的な症状」はワクチンを接種しない場合に比べ増えなかった――。厚生労働省の研究班と日本産科婦人科学会(日産婦)がそんな内容のアンケート結果をまとめた。

 発熱など一般的な副反応の頻度は同年代の女性とほぼ同じだった。研究代表を務める日本大の相澤志保子准教授(感染免疫学)は「コロナの治療薬も増えているが、妊婦さんには使えない薬もある。ワクチンについて悩んでいる人は、今回のデータなども参考にしてほしい」と話す。

 アンケートは昨年10~11月、妊娠中の女性を対象にインターネットで実施。参加した6576人のうち、ワクチンを1回以上接種していた妊婦は5397人(82・1%)、2回接種済みは4840人(73・6%)だった。

 相澤さんは「妊婦さんの接種状況は、この時期の国内の接種割合とほぼ同じだった。第5波で妊婦の感染が大きく報道されたこともあり、多くの妊婦さんが接種したのだろう」とみる。

 産科的な症状を有効回答でみると、おなかの張りは1回目の接種後に89人(1・65%)、2回目の接種後に144人(2・98%)にみられた。出血は1回目の後に46人(0・85%)、2回目の後に38人(0・79%)にあった。胎動の減少、血圧上昇など重大な症状があったと回答したのはいずれも1%未満だった。

 相澤さんは、「これらは妊娠中に一定の頻度で起こりうる症状。妊婦さんは、ワクチン接種による影響が気になると思うが、割合を見ると、接種で産科的な症状が増えたということはないと考えられる」と話す。

 ワクチン接種後に発熱がみら…

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