トンガ、世界で希少なゼロコロナが支援の壁 島国と伝染病の苦い記憶

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シンガポール=西村宏治
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 海底火山の大規模噴火に見舞われたトンガへの国際的な支援で、「ゼロコロナ」を目指すトンガの厳しい新型コロナウイルス対策にどう対応するかが課題になっている。トンガの累計感染者はいまだ1人。ニュージーランドなどの周辺国は、人どうしの接触を避けた支援のあり方を探っている。

 「トンガ当局とは『非接触』の支援を協議している。いま実施している上空からの被害確認なども、その例だ」。ニュージーランドのマフタ外相は19日午後の記者会見で、そう説明した。

 ニュージーランドは軍の輸送機で飲料水などを届ける態勢を整えているほか、支援物資を載せた艦艇2隻がすでにトンガに向かっている。だが物資の受け渡しについても「人が接触しない方法」(ヘナレ国防相)を検討しているという。

 トンガはコロナの流行を受け、2020年3月に非常事態を宣言。政府の特別な許可がない限り外国人の入国を認めない、厳しい水際対策を敷いてきた。

 米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、17日時点でコロナの累計感染者は1人。実質的に「ゼロコロナ」を続けている世界でも数少ない国のひとつだ。

 このため当初から「海外からの支援を受け入れることでコロナも呼び込むのではないか」という懸念が出ていた。在オーストラリアのトンガ公館次席は、ロイター通信に「コロナの波を持ち込んでほしくない」と語っている。

 豪州のペイン外相も18日…

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