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3回目接種、出足鈍く 「準備に時間」 厚労省調査

枝松佑樹
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 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、昨年12月に高齢者施設入所者らへの前倒し接種を始めた自治体は、全体の1割にとどまったことが厚生労働省の調査でわかった。3回目の接種率は今月19日時点で全人口の1・3%で、出足の鈍さが浮き彫りとなっている。自治体からは「接種のためのスタッフや会場の準備に時間がかかり、すぐに始められない」との声が上がっている。

 厚労省が1741市区町村を対象に14日時点の接種状況を調査した。施設入所者らの前倒し接種は、12月に始めたところが171(9・8%)にとどまり、1月開始が1271(73・0%)。医療従事者らの前倒し接種は12月開始が1167(67・0%)、1月開始が513(29・5%)だった。

 これらの前倒し接種は、接種間隔を2回目接種から「おおむね8カ月以上後」という政府の当初方針から2カ月短縮して、昨年12月に始まった。厚労省は必要なワクチンは既に配送済みだとして、速やかな接種を求めている。

 一方、一般高齢者の前倒し接種は、当初の方針から1カ月短縮して2月からとなっているが、自治体の判断で1月中に始めることもできる。1月に始める自治体は451(25・9%)、2月開始が1126(64・7%)となっている。(枝松佑樹)