米5G問題、日本航空・全日空で欠航相次ぐ 20日以降は平常運航

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松本真弥、ニューヨーク=真海喬生、ソウル=神谷毅
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 米国で携帯電話の高速通信規格「5G」が航空機の安全性に影響を与えるとして問題になっている。米通信大手のAT&Tとベライゾンは、19日に予定していた一部の空港付近でのサービス開始を延期した。電波が航空機の高度計などに影響を与えるおそれがあるとして航空会社や米航空当局が懸念していた。

 5Gで使う周波数帯が高度計のものと近いため、干渉を起こす危険性があると航空会社側は主張している。通信会社側は、この周波数帯を使って40カ国以上で5Gが安全に導入されているなどと反論する。

 高度計に不具合があれば事故につながりかねず、各国の航空会社はサービス開始を見込んで一部の欠航を決めた。

 日本航空は米ニューヨーク・ロサンゼルス・シカゴの3空港と羽田・成田を結ぶ計8便を欠航。旅客便はこのうち3便で影響人員は公表していない。全日本空輸は旅客便8便と貨物便の一部が欠航し、少なくとも約550人に影響が出た。日本航空と全日空はサービス延期を受けて20日以降は平常運航に戻す。

 日本では5Gの商用サービスが20年に始まっている。開始に先立ち、総務省は19年に飛行機の高度計などへの影響を防ぐ基準を設けた。滑走路周辺では基地局の設置を制限し、電波の出力の上限も米国より低くしているという。国土交通省は「総務省が影響がないことを確認しており、報告もない」とする。

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