香川県、11市町に時短要請へ 21日から重点措置適用

新型コロナウイルスオミクロン株

木下広大
[PR]

 新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が香川県内にも21日から適用されることになった。対象区域は高松市など11市町。飲食店に営業時間の短縮が要請される見通しで、20日の対策本部会議で詳細を決めるという。期間は2月13日までを予定している。

 県からの要請を受け、政府が19日に決定した。県がこの日公表した重点措置の内容によると、対象は高松、丸亀、坂出、善通寺、観音寺、さぬき、三豊、土庄、小豆島、宇多津、多度津の7市4町。認証店は最大で午後9時まで、それ以外は午後8時までの時短営業を求める。23日までを猶予期間として通常営業を容認するという。

 昨夏適用された重点措置の対象区域は高松市のみだったが、今回は県内の半数以上の市町が対象になる。この日説明した土岐敦史健康福祉部長は「県内で複数の(感染の)発生地点がある」として、1週間の新規感染者が10万人あたり30人超の地域を対象にした。

 19日に県が発表した新規感染者は過去最多を更新した18日に続き、3桁の117人(2167人検査)。未成年が3割超を占めた。年明けは昨夏と比べ10代以下の感染者の割合が高く、学校や部活動などでクラスター(感染者集団)の発生が相次ぐ。

 19日発表の感染者のうち丸亀市の70代女性1人が重症。ワクチンは2回接種済みだという。県内でオミクロン株が拡大してから重症者が出るのは初めて。県内で確認された感染者は5450人となった。

 土岐部長は「重症者は昨夏より少ないが、(感染者の)全体数が増えると重症者や入院患者も増える」と指摘。隣の愛媛県など1日の新規感染者数が200人を超えても重点措置の適用要請を見送る地域もあるが、「飲食の場は感染の生じる可能性が高い。前回は人流抑制の効果もあり、対策の一つの手段と考えている」と説明した。

 ただ、県内の飲食店などからは疑問の声が上がる。「重症者が(ほとんど)いないのになんでや」。高松市内で焼き鳥屋を営む男性(62)は語気を強める。「感染者が増えて何かしないといかんとなった。(県の)パフォーマンスだろう」

 市内で酒屋を営む男性(60)は「愛媛県はまん防をベストだと思わないとして見送った。その通りだと思う。香川は右へ倣えの対策ばかり。夜(の店)ばかりが本当に悪いのか」と嘆いた。(木下広大)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]