福岡県は19日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多だった前日の1338人を870人上回り、一挙に2千人を超えた。勢いが止まらない中、県は20日に県独自の「コロナ警報」を発動する方針を決めた。県全域の飲食店に営業時間の短縮を要請し、「まん延防止等重点措置」の適用に向けた国との協議を始める。
県内での時短要請は約3カ月ぶり。県関係者によると、要請は24日から4週間を想定。飲食店などに午後8時までの営業と酒類の提供禁止を求める。感染防止策を講じた県の認証店は営業を午後9時までとし、酒類の提供を認める。要請に応じた店には協力金を支払う。県は20日に対策本部会議を開き、具体的な内容を決める。
県は昨年11月、時短要請に踏み切るコロナ警報の基準を見直し、発動の目安を病床使用率15%に設定。「第5波」までの経験を踏まえ、病床使用率を注視することで、経済活動の維持と医療提供体制の逼迫(ひっぱく)回避の両立を狙った。
「第6波」ではワクチンの接…

新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]