• アピタル

まん延防止「現時点では求めない」 岡山県、感染最多を更新

新型コロナウイルス

吉川喬、中村通子
[PR]

 岡山県内で19日、新たに483人の新型コロナウイルス感染が発表された。1日あたりの新規感染者では昨年8月18日の307人を大幅に上回り、過去最多を更新した。県は病床使用率が約10%と低い水準であることから、「まん延防止等重点措置」の適用は現時点で求めないとしている。

 483人の内訳は、岡山市255人▽倉敷市116人▽備前市15人▽津山市13人▽総社市11人▽赤磐市10人など。調査中の117人を除き、全員が軽症か無症状。

 感染経路は、調査中の121人を除く362人のうち、4割の157人が分かっていない。クラスター(感染者集団)は倉敷市で4件、井原市、備前市、和気町で各1件の計7件が発生した。

 県は新規感染者の発表に先立ち、対策本部会議を開いた。直近1週間(11~17日)の感染状況では、10万人当たりの新規感染者が63・93人と、前週から約3倍に急増。確保病床の使用率は10・1%(前週13%)となった一方で、自宅療養者と療養先調整中の人は10万人あたり計54・1人(同10・2人)と大幅に増えた。

 とりわけ、今年に入って18日までに学校でのクラスターが5件発生するなど、10代の感染拡大も目立つことから、県などは20日以降、県立学校の部活を原則中止とする。

 また、県内旅行の割引サービス「おかやま旅応援割」も、すでに停止した広島、兵庫など隣県に加え、県民の新規予約も20日から当面停止する。

 一方、社会経済活動を維持するため、濃厚接触者の待機期間を14日間から10日間に短縮。加えて、医療従事者や警察職員などは、感染者に最後に接触した日から6日目のPCR検査などで陰性であれば待機解除を可能にする。厚生労働省の通知を受けた対応。

 伊原木隆太知事は、今後病床が急速に逼迫(ひっぱく)する恐れがあるとし、まん延防止等重点措置について「現時点では求めないが、数日後に申請してもおかしくない。病床使用率をみながら検討していく」と説明。県民に向けて「マスク着用などの徹底しか健康を守るすべはない」と呼びかけた。(吉川喬、中村通子)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]