海底火山の大規模噴火が起きたトンガに向けて、ニュージーランドやオーストラリアなどの周辺国は、19日も物資輸送の準備を進めた。ただ、トンガの国際空港では火山灰の除去作業が続いており、使用可能になるまでにはまだ時間がかかりそうだ。
ニュージーランドのヘナレ国防相は19日午後の記者会見で、18日にトンガに向けて出発した艦艇2隻が、早ければ21日にも現地に到着できるとの見方を明らかにした。艦艇には、海路の調査のために潜水士や水路測量の技師なども乗り組んだ。現地では飲料水を届けるほか、艦艇に搭載されている海水を真水に変える施設を使って、真水の供給を支援する考えだ。
さらに19日には、17日に続いて哨戒機を派遣。トンガ上空のほかフィジー北部のラウ諸島上空も飛行し、被害の様子を確認した。
トンガの首都ヌクアロファが…