創部1年の高校新体操部、全国へ 躍進の裏に30歳指導者の戦略

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茶井祐輝
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 創部から1年あまりの梅花高校(大阪府豊中市)の新体操部が、昨年11月にあった地区予選「大阪高校新人大会」団体戦で優勝し、3月に熊本県である全国高校選抜大会に出場する。短い期間での躍進の背景には、自由に意見しあえる部の雰囲気と、若手指導者の戦略があった。

 昨年12月上旬。2020年6月にできたばかりの新しい練習場で、部員たちがフープ(輪)を投げてはキャッチを繰り返していた。音楽に合わせ、演技の一部を繰り返す。演技の構成ごとに中断し、生徒たちが指摘しあう。「そこ、ずれてる」「つま先が伸びてない」

 顧問の松村千晴さん(30)も声をかけるが、生徒たち同士で話す時間を大切にする。

 中高一貫校の梅花高校。新体操部は中高の合同で、20年7月の創部時、高校生は1人だけだった。21年春に部員が増え、高校生が6人に。だが1人は新人大会に出られない3年生で、2年生1人、1年生4人。団体戦は計5人で出場するため、1人も欠けられない状況だった。

 新人大会に参加したのは梅花高校のほか、相愛高校(大阪市)と樟蔭高校(東大阪市)の計3校。相愛、樟蔭の両校は5月の大阪高校選手権大会では団体戦で複数チームを出場させる大所帯だ。

 そんな中、団体では新人大会に初参加の梅花高校は、2位以下が軒並み17点台のところ、25点台をたたき出して優勝した。

 躍進の理由は何か。2年時か…

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年1月20日14時11分 投稿

    【視点】 これまでの学校スポーツは、指導者の与える厳しい練習の下、それに生徒が従い、鍛え上げられていくという構図がメーンにありました。大人が引っ張り上げていく方が、競技結果につながりやすい側面もありました。  そんな中、生徒同士が常に意見を言い合