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福島県、重点措置適用申請へ 南相馬の飲食店には時短要請

新型コロナウイルスオミクロン株

笠井哲也、佐々木達也、荒海謙一
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 福島県の内堀雅雄知事は19日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の県への適用を政府に申請すると発表した。20日に公表する予定の県内の新規感染者数が100人超となる見通しになったため。対象地域は、感染者が急増している南相馬市をはじめ、郡山市いわき市など都市部を想定しているという。19日には県内で新たに10歳未満~80代の87人の感染が判明し、累計感染者は計1万144人となった。

 重点措置が適用されれば昨年9月末にいわき市への適用が解除されて以来、約4カ月ぶり。措置の申請について、内堀氏は県の対策会議後の会見で「新規感染者数が明日は3桁に達し、今後もその傾向が続くと見込まれる。感染経路不明も増えている」と述べ、強い行動制限が必要となったとした。19日夜から政府と調整を始めるという。

 また、県はこの日、県独自の対策として、南相馬市内の酒類を提供する飲食店などに時短営業を要請することも決めた。

 同市では1月に入り、病院でクラスター(感染者集団)が確認されるなど、感染者が急増し、18日までに計58人が感染した。直近1週間の人口10万人あたり新規感染者数は81・35人と、強い対策を講じる必要があるとされる「レベル3(25人以上)」を大きく上回っている。また、相双地区の病床の使用率も78・6%とレベル3(50%以上)を超え、医療提供体制も逼迫(ひっぱく)しつつある。19日には、門馬和夫市長が内堀知事に、強い対策を要請していた。

 時短営業の期間は、21日午後8時~来月7日午前5時。午後8時から午前5時は営業自粛、酒類の提供は午後7時までとなる。約300店舗が対象となる見込みだ。

 19日の感染者の内訳は、いわき市22人▽郡山市18人▽福島市12人▽会津若松市8人▽小野町4人▽田村市、南相馬市、大玉村各3人▽須賀川市、猪苗代町各2人▽喜多方市、二本松市、会津坂下町、会津美里町、西郷村石川町、浪江町各1人▽県外3人。

 福島市は19日、市内の障害者通所施設でクラスターが発生したと発表した。市によると、この施設では18日までに職員1人と利用者2人が感染。19日に濃厚接触者として検査を受けた利用者4人の感染が判明し、計7人のクラスターと判断された。オミクロン株によるクラスターの可能性があるという。(笠井哲也、佐々木達也、荒海謙一)

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