輸入原油1・8億トン不正転売 中国石油メジャー、当局「税収流出」

北京=林望
[PR]

 中国国営新華社などは19日、中国の3大国有石油企業の中国石油天然ガス集団(CNPC)が、2006年以来、輸入原油計約1・8億トンを各地の精錬企業に不正に転売していたと伝えた。共産党と政府は同集団の経営陣の責任を厳しく追及し、不正利益を追徴したとしている。

 中国の会計検査院に当たる審計署の調査で発覚し、党と政府が合同チームをつくって調査したという。06年に同集団の子会社が山東省の精錬会社に40万トンの原油を正規の手続きに反して不正に売ったのを皮切りに、長年の間にグループ全体で計115の地方精錬企業に原油を不正に転売した疑い。

 調査チームは一連の行為について「国家の産業政策への著しい違反であり、市場の公正な競争環境を破壊し、国家の税収の流失を招いた」などと厳しく断罪した。(北京=林望)