ライオンとピューマもコロナに感染していた 南アフリカの動物園

新型コロナウイルス

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 南アフリカのプレトリア大学主導の研究チームが、新型コロナウイルスのデルタ株に動物園のライオンが感染したとする論文を発表した。飼育係から感染した可能性を指摘している。同大によると、研究チームは、園職員へのワクチン接種や、おりに入る際のマスク着用などの感染対策が必要だと訴えている。

 11日付で発表された論文によると、感染が確認されたのは最大都市ヨハネスブルクにある動物園で飼われている14歳のメスなど3頭のライオン。2021年6月に鼻水やせきなどの症状が最長2週間ほど続いたため検査したところ、陽性と判明した。3頭とも、その後は回復しているという。

 感染経路を特定するため、直接、間接的にライオンと接触があった園職員12人を研究チームがPCR検査したところ、うち2人が陽性だった。さらに、この職員らとライオンが感染したウイルスの遺伝子を解析したところ、デルタ株と判明し、遺伝子の配列もほぼ100%一致した。こうしたことから、研究チームは、ライオンと接触があった飼育係から感染した可能性が高いと指摘した。一方、職員が無症状だったことから、正確な感染時期はわからないとした。

 また、20年7月には同じ動物園でピューマ2頭が新型コロナに感染していたという。食欲不振や下痢、乾いたせきなどの症状があったが、いずれも回復したという。(ヨハネスブルク=遠藤雄司

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