はしご使い2階から侵入 強盗殺人容疑で夫婦ら3人逮捕 大阪・生野

[PR]

 大阪市生野区の住宅に侵入して住民の男性(82)を殺害したとして、大阪府警は19日、20~50代の男女3人を強盗殺人や住居侵入などの容疑で逮捕し、20日発表した。府警は3人の認否を明らかにしていないが、1人は「(男性の家に)金があると知っていた」と供述したという。府警は3人と男性に面識はなかったとみており、経緯を調べる。

 捜査1課によると、逮捕されたのは大阪府八尾市山本町南3丁目、会社役員の請川正和(44)、その妻で同居する無職の請川左稀(23)、大阪市生野区巽北2丁目、建築作業員の野木俊夫(58)の3容疑者。正和、野木両容疑者は仕事仲間という。

 3容疑者は昨年12月1日午前0時ごろ、金を奪う目的で同区生野東1丁目の川崎勝哉さんの3階建ての別宅の2階窓から侵入。同6時ごろ、隣接する3階建ての川崎さん宅に侵入し、川崎さんの頭部を鈍器のようなもので複数回殴って殺害した疑いがある。川崎さんの死因は失血死だった。

 川崎さんの自宅と別宅は3階でつながっていた。自宅内には物色された跡があったが、金品などの被害は確認されていないという。

 現場周辺の防犯カメラに1日未明から早朝にかけ、トラックからはしごを下ろし、川崎さん宅方向を往復する人物の姿が映っており、トラックの所有者などから3人が浮上した。別宅2階の窓が壊されており、侵入口とみられる。捜査1課は、川崎さんを殴ったのは正和容疑者とみている。

 川崎さんは1日午前7時過ぎ、自宅2階のベッド下で倒れた状態で知人に発見された。川崎さんは妻と2人暮らし。妻は事件当時に自宅におり、「気づかなかった」などと府警に話しているという。川崎さんは過去に貸金業を営んでいたとみられ、正和容疑者は「大金があると聞いていた」と供述。自宅が別宅とつながっていることも知っていたと説明しているという。