トンガ出身で、ラグビーリーグワン「釜石シーウェイブス」(岩手県)のスタッフ、マヘ・トゥビさん(41)が、海底火山の大規模噴火で被害を受けた故郷で暮らす家族の安否を案じている。現地に向けた応援メッセージを収めた動画を作成したほか、東京で23日に行われる試合では支援を訴えるつもりだ。
マヘさんが噴火を知ったのは、今シーズンの初戦を翌日に控えた15日。対戦相手の本拠がある三重県に入ったあとだった。ニュースを見た選手らから「トンガは大丈夫か?」と声をかけられた。チームスタッフとして通訳や移動の手配に追われ、連絡したのは夜になってから。首都があるトンガタプ島に住む兄にSNSで「津波は大丈夫か」とメッセージを送ったが、返事はなかった。
トンガに実家がある妻のバイ…