ウクライナ前大統領、出国禁止に 欧米は国内政争の激化懸念

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モスクワ=喜田尚
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 ウクライナの首都キエフの裁判所は19日、国家への反逆容疑の捜査のためポロシェンコ前大統領に出国禁止と裁判所、捜査機関への出頭を義務づける決定を言い渡した。拘束を求めた検察側の要請は退けた。捜査を「野党封じだ」と批判する前大統領は政治活動の継続を宣言。国境付近にロシア軍が結集し緊張が高まるなか、ゼレンスキー大統領は国内の政争にも足を引っ張られそうだ。

 ポロシェンコ氏はゼレンスキー氏と同じ親西欧路線だが、ロシアのプーチン大統領との交渉で紛争解決をめざす現政権を「弱腰だ」と批判してきた。

 検察当局は昨年12月、在職中に親ロシア派支配下の東部地域から石炭を購入し資金面で同派の活動を助けたとして、ポロシェンコ氏に対する捜査を発表。同氏が国外の滞在先から帰国した17日の審理で2カ月間の拘束を認めるよう求め、保釈金を10億フリブナ(約40億円)とすべきだと主張していた。

 現地からの報道によると、拘…

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