「科学の初歩が欠落」あきれる規制委 地場産業の原発、再稼働は

有料会員記事

佐藤常敬
[PR]

 「科学の初歩が欠落している。これはちょっとひどい」。2020年2月、こう酷評された電力会社がある。日本原子力発電(原電)による敦賀原発2号機(福井県敦賀市)のデータ書き換え問題発覚から2年。原発直下の断層のデータを書き換えるという不祥事に、原子力規制委員会は同原発の審査を中断した。

 書き換えはどんなものだったのか。同原発の直下を走る断層付近でのボーリング調査の資料の一つを見た。

 地盤からくりぬかれた棒状の試料を写真で見ると、地下50メートルほどの深さに、赤褐色の層と灰色の層に分かれた部分がある。さらに、二つの層の間に、幅1・5センチほどの薄い層が見える。ここが問題の断層だ。活断層なら原発は動かせない。

 得られた地層の情報は「柱状…

この記事は有料会員記事です。残り2129文字有料会員になると続きをお読みいただけます。