「なにかあるな」受験生の直感 見慣れない制服、夜道を歩く女の子

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遠藤美波
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 大学入試の共通テストを1カ月後に控えていた、昨年12月の月曜日。兵庫県加古川東高校3年の岸本悠花さん(18)は、JR明石駅近くの学習塾で勉強に明け暮れていた。

 午後7時半ごろ、夕飯を買いに近くのコンビニへ。その道すがら、見慣れない中学の制服を着た女の子とすれ違った。

 国道2号沿いを、下を向いてとぼとぼと、少し足をひきずるように歩く姿が気になった。

 制服の上にはウィンドブレーカーだけ。部活帰りにしても遅いな、どこの子だろう、と思った。

 コンビニを出ても、女の子はまだゆっくりと歩いたり、立ち止まったりしていた。向かっている先は駅と反対方向。「何かありそう」と直感した。

 「どこ行くの? そっちは何もないよ」

 話しかけると、女の子はぽろぽろと泣き出した。

 ひとまず学習塾まで連れて行…

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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2022年1月25日9時20分 投稿

    【視点】「なにかあるな」という直感から実際に行動した岸本悠花さんは素晴らしいと思う。 こうした直感を覚えることは、日常生活においてままにある。違和感を覚えたり異変に気づいたり、私たちの感受性は意識せずとも周囲の環境に向けられていて、それらを「