山中で遭難者を発見、しかし携帯忘れる… 愛犬が捜索隊を連れてきた

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菱山出
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 【滋賀】大津市葛川細川町の比良山系で先月下旬に発生した遭難事故で、消防と警察の捜索に協力したとして、地元の男性と愛犬が20日、大津市消防局長と大津北署長から感謝状を贈られた。愛犬が捜索隊を遭難者まで誘導したという。発見が遅れていたら命の危険がある状況だった。

 遭難現場のふもとに住む元ギャラリー経営の上田哲郎さん(63)と猟犬のフクスケ(オス、2歳半)。

 昨年12月23日、大阪府の男性(69)の妻から府警に「夫が登山から帰って来ない」と捜索依頼があった。翌日早朝、北消防署と大津北署が計25人で捜索を開始した。

 毎日、フクスケと一緒に比良山系を散歩している上田さんが協力を申し出た。「滑落なら、たぶんこの辺」と狙いをつけて谷を登り、「おーい」と声をかけたところ、笛の音で返事があった。音の方向へ行くと、座り込んでいた男性を発見。顔面にけがを負っていたが、存命でうれしかったという。

 しかし、上田さんはこの日に限って携帯電話を忘れてしまった。捜索隊に知らせることができない。

 捜索に加わった北消防署の田…

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