「ダラダラ過ごしたい」 岡崎慎司が持続可能なピッチをつくるわけ

有料会員記事

聞き手・塩谷耕吾
[PR]

 サッカーW杯に3大会出場した元日本代表FW岡崎慎司(35)=カルタヘナ=が関わって神戸市内で整備している人工芝のサッカーグラウンドが、3月下旬に完成する予定。10年以上欧州でプレーしてきた岡崎は、「日本に持ち帰りたいと思っている“オモイ”を実現するための場所」と話す。スペインからオンライン取材に応じ、「ぼくの一生涯の夢」について語った。

 それは、神戸市西区平野町にある。里山の農村地帯で9千平方メートルの土地の整備が、急ピッチで進む。

 2018年に岡崎が土地を取得。欧州でプレーをしながら、現地で設計や整備を進める母校の滝川二高OBで構成する一般社団法人「マイスター」のスタッフと打ち合わせを重ねてきた。土地は3段の階層になっている。最も低い1段目は4千平方メートルのサッカーグラウンド。2段目は約2千平方メートルあり一部を芝生広場とし、地元産品を扱うファーマーズマーケットなども開催できる計画。3段目が駐車場だ。

 加えて、様々な仕組みや取り組みを採り入れている。

 「たくさんのSDGs(持続可能な開発目標)の要素をいれながら、長く続く、みんなに愛される場所になればいい」

 J1清水に所属し、初めて日本代表に選出されたころは、地元兵庫にサッカークラブをつくって子どもに夢を与え、恩返しをしたいという気持ちがあった。24歳で欧州に渡ると、新たな刺激があったという。

 今も色あせることのない記憶がある。13年から15年まで過ごしたドイツ・マインツで、試合に向かうチームバスの窓から見えた光景だ。

 町外れの何もないところにポ…

この記事は有料会員記事です。残り1754文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
  • commentatorHeader
    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2022年1月21日13時31分 投稿

    【視点】 岡崎選手の欧州でのプレー経験を生かした、いい発想だなあと思います。  このグラウンドで意識されているSDGsの要素は、東京五輪・パラリンピックでも採り入れられました。メダルは100%、使用済みの携帯電話から取り出した再生金属からつくられ