囲碁名人戦リーグで名古屋旋風 羽根が余を破り、志田と首位並走

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 第47期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦は20日、羽根直樹九段が余正麒(よ・せいき)八段に白番3目半勝ちし、リーグ成績を2勝0敗とした。本局で第2ラウンド全4局を終え、羽根は同じ名古屋の日本棋院中部総本部所属の志田達哉八段と並ぶ同星首位に立った。余は1勝1敗の五分に後退した。

 羽根が先に陣地を稼いだが、余は手厚い構えから攻勢に立つ。羽根はじりじりと追い詰められたが強靱(きょうじん)な受けで抵抗し、形勢微細のまま終盤のヨセ勝負に突入した。AI(人工知能)の形勢判断が一手ごとに大きく振れるなか、最終盤に羽根が引き離した。午後10時29分に終局。持ち時間各5時間のうち残り時間は両者1分、311手に及ぶ長手数の激戦だった。

 今期リーグ9人のうち、名古屋勢は羽根、志田と伊田篤史と史上最多の3人を送り出し、まだ前半戦ではあるものの、2人が首位に立つ旋風を巻き起こしている。

 羽根は「志田さんといいスタートを切れた。中部(総本部)のファンが盛り上がるリーグにしていきたい」と話した。

 2ラウンドを終えてリーガー9人の成績は①羽根、志田=2勝0敗③芝野虎丸九段=1勝0敗④一力遼九段、山下敬吾九段、余正麒八段=1勝1敗⑦伊田篤史八段=0勝1敗⑧許家元(きょ・かげん)十段、本木克弥八段=0勝2敗