「あてにできるのは札幌だけ」 冬季五輪の将来、海外研究チーム分析
ロンドン=遠田寛生
2022年北京冬季オリンピック(五輪)の開幕を2月に控えるなか、カナダのウォータールー大の研究チームが気になる分析を発表した。
冬季五輪の危うい未来についてだ。
温室効果ガスを大幅に削減していかなければ地球温暖化が進み、今世紀末には「冬季五輪を開催した21都市(北京も含む)のうち、開催できるのは1都市になる」と予測している。雪質や気温などに加え、選手や関係者の意見も重視し、判断した。
21都市の内訳は、14都市…
【視点】この分析は、冬季五輪札幌招致を目指す関係者にとっては追い風。しかし開催は「温暖化の中でも実現可能」であることはもちろん重要だが、それ以上にその開催意義、特に2030年はSDGsのリミットの年でもあることから、いかにサステナブルな大規模スポー