レクサスやプリウス窃盗の「先生役」? 施錠してても…手口熟知か

遠藤美波
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 レクサスプリウスなど高級乗用車を繰り返し盗んだとして、兵庫県警などは堺市の無職本保亮被告(45)=公判中=ら男5人を窃盗などの疑いで逮捕・送検した。捜査関係者への取材でわかった。本保被告は高級車を盗む手口を熟知し、他の窃盗グループにも知られた存在だったといい、県警は他のメンバーの先生役だったとみている。

 捜査関係者によると、5人は共謀し、2018年3月から昨年3月までの間、兵庫や大阪、新潟など5府県で乗用車の窃盗や車上狙いをした疑いがある。21日までに35台(被害総額約4600万円)の窃盗容疑で立件され、うち8台(計約1500万円)について起訴されている。

 本保被告は車のドアをピッキングでこじ開けた後、電子キーの合鍵作製などに使われる「タンゴプログラマー」と呼ばれる機器をハンドル下のコネクターに接続。車両情報を抜き取り、この機器を電子キー代わりにしてエンジンを始動させる手口で、レクサスなど高級車を狙ったとされる。

 公判で、本保被告は起訴内容を認めた。検察側は、レクサスの中でも車体が長い「ロング」と呼ばれるタイプを盗むため新潟まで出向くこともあったなどと指摘した。

 また、有罪判決を受けた仲間の男は、車載コンピューターを入れ替え、手持ちの電子キーで解錠できるようにしてプリウスばかりを盗んでいたという。供述などから、本保被告が手口を教え、車は転売していたと県警はみている。(遠藤美波)