元市長から「2回、入札情報聞いた」 香南市官製談合の被告が供述

羽賀和紀
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 高知県香南(こうなん)市の発注工事を巡る官製談合事件で、入札情報を聞き出して建設業者に落札させたとして公契約関係競売入札妨害などの罪に問われた元市議の志磨村(しまむら)公夫被告(61)の被告人質問が21日、高知地裁であった。被告は、清藤真司元市長から入札情報を聞きだしたとした上で、他にも2回、元市長から入札情報を聞いたと述べた。

 高知地検は昨年9月、市課長から入札情報を聞きだして建設会社元社長に落札させたとして、被告ら3人を起訴した。だが、同年12月、市課長の起訴を取り消した上で、被告と元社長の起訴内容について、入札情報を聞きだした相手を、市課長から市職員に変更するよう高知地裁に請求した。

 被告は同年12月の初公判で、入札情報を聞きだしたのは「課長ではなく、清藤市長です」と述べ、元市長と面談後、電話で教えてもらったと説明していた。(羽賀和紀)