バイデン大統領、ウクライナに積極姿勢のわけは 背景に深い関わり

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中川仁樹
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 緊迫するウクライナ情勢をめぐり、バイデン米大統領の動きが目立っている。侵攻すれば「高い代償を支払い、後悔することになる」とロシア側に警告する一方、昨年12月にはロシアのプーチン大統領と電話などで2度会談し、一連の欧米とロシアとの協議につなげた。積極的な姿勢の背景には、長年にわたるウクライナとの深い関わりがあった。

 ロシア軍の侵攻が近いと危機感を強めるウクライナ。かつてソビエト連邦だったこの国を何度も訪れ、「ロシア離れ」を後押ししてきたのがバイデン氏だ。現地で発した数々の発言からはウクライナ自立への強い思いがうかがえる。

「ウクライナ人は成し遂げたことに誇りを持つべきだ」

 「1964年、私たちは(ウクライナの国民詩人)シェフチェンコに希望を見た。自由なウクライナを夢見ることをやめなかったからだ。40年後の2004年、私たちは正義を求める自由な市民の力が何を達成するかを見た。いまウクライナ人は成し遂げたことに誇りを持つべきだ」

 バイデン氏は副大統領就任から半年後の09年7月、ウクライナの首都キエフを訪問。親ロシア候補の大統領選での不正疑惑に抗議して「当選」を覆し、親欧米政権を樹立した「オレンジ革命」を称賛した。

 詩人のタラス・シェフチェン…

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