北京五輪演出の張芸謀監督「人類共有の見方示す」 開幕まで2週間

北京=高田正幸
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 来月4日に開幕する北京冬季五輪で開閉会式の総合演出を務める世界的な映画監督の張芸謀(チャンイーモウ)氏は、開会式の演出について「中国人の世界観を伝えながら、最終的にはそれが人類が共有できる物事の見方であることを示す」などと狙いを語った。中国中央テレビが21日に伝えた。

 中央テレビは張氏の発言について「中国の伝統文化を知らしめることに重点を置いた2008年の(北京夏季)五輪と違い、全人類共有の精神や理念、『人類運命共同体』を訴える内容になる」と解説した。「人類運命共同体」は習近平(シーチンピン)国家主席が外交などで用いてきたスローガンでもある。

 また、張氏によると、今回の開会式では出演者を08年の約1万5千人から3千人程度に縮小。式典の時間は1時間40分を超えないとしており、4時間以上も続いた08年から大幅に短縮する。五輪コンセプトの一つである「簡素」を考慮したものだという。

 張氏は08年の北京五輪でも開閉会式の総合演出を務めた。今回の開閉会式も08年と同じ国家体育場(通称・鳥の巣)で行われる。

 開幕まで2週間となり、北京では五輪の準備が本格化している。市中心部の天安門広場や長安街沿道には五輪をイメージしたモニュメントが設置された。21日からは、一部の道路で大会関係車両専用レーンの運用も始まった。22日には2度目となる開会式のリハーサルが実施される予定だ。

 また、大会組織委員会は21日、来月2日から始まる聖火リレーを封鎖したコースで行うと明らかにした。(北京=高田正幸)