コロナで利用減、小学校も利用のスポーツクラブ破産 北海道滝川市

戸田拓
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 北海道滝川市のスポーツ施設運営「滝川スポーツクラブ」(三国正明社長)が20日付で札幌地裁自己破産を申請した。帝国データバンク札幌支店によると、負債総額は約2億8700万円。

 帝国データによると、同社は滝川市が譲渡先を探していた温水プールの運営のため2012年に設立。ダンススタジオやトレーニングジムも備えた「滝川スポーツクラブサンテ」として改装し、18年12月期は1億円超の収入があった。

 しかし新型コロナウイルスの影響で業績が悪化。代理人弁護士によると、会員数はピーク時の3分の2の約1200人に減少。最近の感染拡大で事業継続が困難と判断したという。

 滝川市はプールの一部を借り、小学校の授業や一般市民向けに貸し出していた。市によると、前日までは利用できた施設が20日に突然閉鎖され、市民から「ロッカーに預けていた荷物が出せない」などと問い合わせが相次いでいたという。業者から事前に連絡はなかったといい、「利用者も多い施設で閉鎖は残念」として対応を協議している。(戸田拓)