「あの時点で覚悟を決めていたから」 恩師がみた羽生結弦の挑戦
「氷上で育む『子どもが自分を信じる力』」後編
羽生結弦選手の恩師である都築章一郎さん、米・ハーバード大アイスホッケー部の佐野月咲(るなさ)さんを招いて16日にオンラインで開催した記者サロン「氷上で育む『子どもが自分を信じる力』」。視聴者から寄せられた質問に2人が答えました。聞き手はフィギュアスケート担当の岩佐友記者です。
質問 子どもが自分を信じるには、親も子どもを信じてあげるべきなのでしょうか。
都築 子どもが大きな夢に向かう行動、それを実現するために必死になって努力する姿を家族が信じて見守る。これが一体となっていることが大切ではないかと思います。
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佐野 周りの人が絶対に不可能だということでも、両親は信じてくれました。ハーバード大学は、米国人ではない生徒が入る可能性は1%もないんですが、最初から「絶対に私も行く」と信じていたし、両親も信じてくれました。それはすごく大きな力になっているので、両親にすごく感謝しています。
質問 都築先生にとって羽生選手はどういう選手ですか?
都築 本当にスーパースターですね。スーパースターになった羽生に感謝するだけです。羽生のスケートに喜び、期待しています。夢を与えてくれる羽生に対し、私は感謝感謝です。
岩佐 小学校2年から高校1年まで教えていた頃と現在で、羽生選手が変わった点はありますか。
「もう、驚きだけです」
都築 いや、変わっていない…

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