津波で流されたトンガ男性、 泳いで26時間後に生還?「神に感謝」
伊藤弘毅、宮野拓也
津波にさらわれた男性が、海を泳いで26時間後に生還――。噴火と津波に見舞われたトンガの地元ラジオ局が、奇跡の生還を果たしたと語る男性の証言を伝えた。男性は家族と再会を果たし、「神に感謝している」と話しているという。
地元ラジオ局関係者のフェイスブックの投稿や英紙ガーディアンなどの報道によると、男性は噴火した海底火山から南約60キロにあるアタタ島に住む元大工のリサラ・フォラウさん。15日午後、自宅にいたところ、兄から津波が来たと知らされた。津波の高さは「少なくとも6メートル以上」だったという。
フォラウさんが地元ラジオ局に語ったところでは、足に障害があるフォラウさんは、兄らの助けを借りて木の上に避難。午後7時ごろ、高台に逃げようとしたところ「自宅を破壊した6メートルの津波よりもさらに大きい」別の津波にさらわれ、海に流された。
■「返事をすれば海に飛び込ん…