見納め、松本白鸚の「ラ・マンチャの男」 ケンカ腰だった松たか子

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井上秀樹
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 長旅に終止符を打つ時が来た。松本白鸚が1969年の初演から主役を張り続けたミュージカル「ラ・マンチャの男」は、2月6日開幕の公演で演じ納める。次女の松たか子が共演し、時代を築いた舞台の掉尾(ちょうび)を飾る。

 「50年以上やってきたんで、作品のテーマと俳優白鸚の生き方が、一緒になっちゃったんですよね。あるべき姿のために闘う心、を失わないように今までやってきました」。会見で、白鸚は静かに振り返った。

 夢がかなわない、負けと分かっていても、男はときに闘わなければならない――。1307回演じたドン・キホーテは分身のようだ。一方で「自分としては体が動かなくなった」と79歳の年齢を顧みる発言も。

 キホーテが慕う安宿の売春婦アルドンザを松が初めて演じたのは2002年。25歳目前だった。

 ◇2月6~28日、東京・日比谷の日生劇場。電話03・3201・7777(東宝テレザーブ)

 白鸚は「それまでのアルドンザは姉御肌のようだった。たか子がやるときは野良猫のような目ばかりぎらぎら光っている下働きの娘、というシチュエーションにした」と明かした。

 10年ぶりの出演を、松は「…

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