宮崎・高千穂の3人死亡 義理の息子を容疑者死亡のまま書類送検

平塚学
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 宮崎県高千穂町下野の会社員甲斐邦雄さん(当時67)宅で昨年10月、甲斐さんら男性3人が死亡した事件で、県警は21日、甲斐さんの長女の夫だった自営業、須磨俊(さとし)容疑者(同45)=鹿児島県志布志市=を殺人と銃刀法違反の疑いで容疑者死亡のまま書類送検し、発表した。県警は、須磨容疑者が甲斐さんら2人を刺した後、現場で自殺したとみている。

 発表によると、須磨容疑者は昨年10月26日午後8時半ごろ、甲斐さん宅で、甲斐さんと父親の義人さん(同91)の胸をナイフで複数回刺して殺害した疑いがある。事件直前に甲斐さん宅に押しかけて「子どもに会わせないのか」と怒鳴り、甲斐さんともみ合いになったという。

 県警によれば、甲斐さんと長女は2020年2月以降、宮崎、鹿児島両県警に須磨容疑者のDV(家庭内暴力)について何度も相談。長女は子どもを連れて宮崎県内に避難していたが、同容疑者に居場所を知られ、DV防止法に基づく保護命令を宮崎地裁に申請し、事件の3日前に別の場所に転居していた。(平塚学)